[2017年12月30日]
ブラックフライデー
皆さんは「ブラックフライデー」という言葉を聞いた事がありますか?最近は「ハッピーマンデー」や「プレミアムフライデー」など曜日に応じた様々な制度が導入されていますよね。そして、2016年あたりから本格的に注目が集まり始めたのが今回解説をする「ブラックフライデー」なんです。
「ブラック」という言葉から悪い印象を持ってしまうかもしれませんが、実は消費者にとって凄くうれしい日となっています。2017年現在ではイオングループなどでブラックフライデーのセールを大々的に行っていますよね。
今回はブラックフライデーの内容から由来まで詳しくわかりやすく解説します。
ブラックフライデーとは?
それではさっそくブラックフライデーとはどんなものなのかについて解説していきます。ブラックフライデーについてはアメリカの「感謝祭(サンクスギビングデー)」の翌日の金曜日に行われているものです。感謝祭はアメリカでは11 月の第4 木曜日に行われるものなので、ブラックフライデーについては必然的に金曜日に行われるということですね。
感謝祭自体はアメリカだけで行われているものではなく、カナダでは10 月の第2 月曜日に行われています。2017 年の感謝祭は11 月23 日になりますから、ブラックフライデーは11 月24 日に行われることになります。
ブラックフライデーは祝日ではありませんが、前日の感謝祭が祝日のため、ブラックフライデーの日に休みをとって連休にする人も多いようです。クリスマス商戦が始まることと連休になることが相まってショッピングをする人も多い事から、各社がセールを行います。
また、前日の感謝祭で売れ残っている在庫などを一斉に処分するのに安売りなどがされるため、消費者にとってありがたい日なんです。
ブラックフライデーの由来とは?
続いて「ブラックフライデー」の由来について解説していきます。「ブラック」という言葉には悪い印象を持ってしまいますが、とても嬉しいウキウキする日がなぜ「ブラック」なのでしょうか。
お店の利益が黒字になるという由来
先ほど解説したとおり、ブラックフライデーは感謝祭の売れ残りを売ったり、クリスマス商戦が始まることから買い物がされやすくなります。そのことからお店にとっても黒字が出やすくなる時期なんですね。英語で「黒字になる」は「be in (the) black」となりますから「ブラックフライデー」と呼ばれるようになったとされています。もともと「ブラックマンデー」という出来事があったことから「ブラックフライデー」は悪い日のように言われていました。しかし、新聞などのメディアが店の黒字が出やすくなることから「ブラックフライデー」という言葉を使いだしたところ、現在ではすっかり定着しています。
このように「ブラックフライデー」は消費者だけがうれしい日ではなく、お店側にとってもうれしい由来が存在していたのでした。
警察官が忙しくなるという由来
たくさんの人が休日をとって買い物に出かけるという事は、いつも以上に道路が混雑することになりますよね。そのことから問題も多くなることから、警察官が治安維持のためにたくさん働かなくてはならなくなります。警察官にとっては一年のうちでも最も忙しくなる一日であることから悪い意味で「ブラックフライデー」と揶揄するようになりました。お店側は忙しくなることで利益があげられますが、警察官は忙しくなっても全く利益も出ないですし「ブラックフライデー」と呼ぶ気持ちもわかりますよね。
日本でも始まったブラックフライデー
アメリカではブラックフライデーは日付が始まった瞬間に始まり、かなり大きな規模でセールが行われています。ブランド物なども格安で手に入るようになるため、皆がこぞって買い物に出かける日になっています。日本にもこの文化が少しずつ取り入れられるようになり、アメリカほどの規模には及びませんが、セールを行っているお店も出始めました。日本でブラックフライデーのセールを行っている代表的な企業はイオンやトイザらスなどが挙げられます。ブラックフライデー当日の金曜日だけではなく、ある程度の期間を設けて行われています。
そのため、ブラックフライデーを当日に知ったという人でも期間中に買い物をすればかなりお得になります。ブラックフライデーが
金曜日であることから、続けて土曜日と日曜日にセールを行う店舗が多いようです。いつも利用しているお店がブラックフライデーのセールを行っていないか是非チェックしてみてくださいね。