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加藤学習塾
【岡山県岡山市の進学塾】

[2018年6月8日]

無題

いつもふざけたことばかりを書いているので、今日は、良かったなという話を書きます。

塾講師は、塾講師であり、それ以上でも、それ以下でもありません。何か特別な才能がある訳でもありません。
頭が良い人もいると思いますが、私は違います。

塾講師の仕事は、形として何も残らないと、個人的に思います。

私は、教育、それに関わる人や自分自身に、絶望、無力、虚無感、嫌悪感を強く抱いたことがありますし、今もそれは常にあります。今すぐに、教育に全く関わらなくなっても、何一つ後悔や未練はありません。

唯一、この仕事をやっていて良かったなと感じることがあります。

以前の教え子が、いまだに連絡をくれます。昨日、連絡をくれました。高校で一つ学年が上がって、始めて実施された中間テストの結果報告でした。
一年生の内から、成績を毎回報告してくれます。中学一年生から係わり、姉妹揃って、授業を受けに来てくれました。
姉は、高校を卒業しましたが、いまだに連絡をくれます。
大学生や社会人になった他の生徒も、近況を報告してくれたりもします。時間があえば、ご飯を食べたりもします。

以前の塾の生徒も、高校での担任のクラスの生徒も、辞めるときに色紙をくれました。
大変喜ばしいことでした。
高校のときは、担任の学年ではない他の学年の生徒も色紙や写真をくれました。
あの生徒達は、社会に出て、また学校で、どうしてるのかと考えることは、よくあります。

いまだに連絡をくれる生徒がいるのは、この仕事をしていて良かったなと思います。過去を振り替えって良かったと思うのは、唯一、それだけです。

生徒に、本気で望まれなくなったら、存在意義はないと思います。