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加藤学習塾
【岡山県岡山市の進学塾】

[2018年6月28日]

ロストマン

大人になって、飲み会などに行くと、初対面の人とも何の進展も意味もない会話をしないといけません。
そこが、人である以上、めんどくさい所ですね。
そのとき、仕事の話しになります。先生をしていますと言うと、何を教えているのですか?と聞かれます。
数学ですと言うと、難しいイメージがあるのでしょう、すごいと言われます。
何で数学が好きなんですか?答えが一つしかないからですか?公式やルールがあり、国語や英語より理路整然としているからですか?などと愚問を聞いてくる人がいます。
めんどくさいなと思います。文系の人は特に聞いてきますね。女性の方もよく聞いてきますね。正直、この質問は、うざったいですね。
そうですねとか、得意だったからなどと、適当に答えます。まともに相手をすると邪魔くさいので、ほっときます。

しかし、この間違った考えは、広まっていますね。
そもそも答えが一つでない科目は、今の受験には出ません。現状のセンター試験で、マークができません。
また、国語や英語の方が、よりきちんとしたルールがあります。それがないと、万人が共通して使えません。共通ルールがないと、意思伝達ツールとして使えません。
国語や英語がなかなか伸びない人は、おそらく国語や英語の勉強をしていません。
すごい雪が降った、すごく雪が降ったの違い。
配布や配付の違い。
英語では、驚くなど感情の動詞を使うとき、受け身になります。感情は、与えられるからです。朝礼で、校長先生がうんざりを与えてくれますよね。

共通ルールを覚えてないから、なかなか伸びません。きちんと学習をしていないからです。自己満足で、勉強をした気になっているからです。

今、現状、そういう勉強をしている人、ルールや理論を大切にしている人はいますか?
場当たり的、その場しのぎの勉強ではないですか。
そのようなルールは、身に付くのに時間がかかりますし、分からなくても目の前の問題は解けます。
しかし、先生は、しっかり説明しています。
分かっていない、知らない人は、本当に聞いていません。しっかり勉強しているか、していないかがすぐに分かります。
解いたことのない問題、見たことがない問題、いわゆる応用問題に対しては、共通ルールを知らないから、全く解き方が思いつかなくなります。

今、必要とされている未知の問題に立ち向かう力、いわゆる「生きる力」が育ちません。

では、さようなら。