[2018年8月7日]
みなさん、こんにちは。
芥川龍之介の鼻という小説があります。
羅生門と同時期に発表された作品です。
夏目漱石の称賛を受け、作家として生きていく転機となりました。
鼻についての印象は、読みやすく、羅生門と同じように、人間の心をテーマにしています。自尊心や利己主義について描いています。
特に、利己主義はエゴイズムと同じ意味であり、羅生門においてはメインテーマでした。ただ、鼻においては、エゴイズムよりは、人間の自尊心や繊細さにスポットが当てられています。
あらすじは、鼻の大きな僧がいて、そのことで四苦八苦するというお話しです。
なかなかユーモアがあって、面白い話しです。
ぜひ、一度、読んでみてはどうでしょうか。
では、さようなら。