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加藤学習塾
【岡山県岡山市の進学塾】

[2019年6月15日]

レジ袋の有料化

みなさん、こんにちは!
今日は朝から雨や雷とあまりいい天気ではありませんね。

先進国と新興国で構成する20カ国・地域(G20)エネルギー・環境相会合が15日、長野県軽井沢町で開幕しました。
世界の海に広がるプラスチックごみ汚染対策が主要議題で、世耕弘成経済産業相は開幕のあいさつで、
「(国内の)レジ袋の有料化を早ければ東京五輪・パラリンピックに間に合うよう来年4月1日に実施したい」と表明したそうです。


今現在、国内では年間で一人当たり約300枚、全体で300億枚ものレジ袋を使用しているというデータがあります。それにより、様々な環境問題が発生しているのです
では、どんな環境問題が起きているのでしょうか?

1、環境資源の枯渇

レジ袋の原料は、ポリエチレンなどの樹脂です。つまり、石油を元に作られるているということです。
レジ袋1枚を作るのに使用される石油は約20mlだと言われています。
これを年間のレジ袋使用量で計算すると、300億×20mlで60万キロリットルもの石油が使われている計算になります。
2リットルのペットボトルに当てはめると、30億本分ですね。

この計算閣下を見て分かるように日本国内だけでも、途方もない量の石油が消費されているのです。


2、自然に対する影響の深刻化

投棄されたレジ袋は、自然の土に還らずそのまま土に残ってしまうものがほとんどです。
そのため、エサだと勘違いした野生動物がレジ袋を飲み込んで窒息してしまうというケースも確認されています。
特に、クラゲを主食とするウミガメが、海に漂うレジ袋をクラゲだと誤飲して死に至る事故が何度も発生しています。
 
また、レジ袋をはじめとするポリ袋などのプラスチック製品を焼却した時に発生する二酸化炭素(CO2)は、地球温暖化を引き起こす原因ともなっています。

他にもまだ環境問題が起きています。
1人1人が環境問題について考えていくだけでも少しは問題解決につながってくるのではないかと思います。
日ごろから意識していきましょう!

ではみなさん、今日も頑張りましょう!