[2010年7月5日]
一年で夏休みはかなり自由に使える時間があるロングバケーションです\(◎o◎)/ 遊んだり、ダラダラして時間を使ってもいいでしょう。しかし、そのツケは必ず自分に返ってきます。そのことを肝に銘じて生活するようにしましょう。中学生は大人になる手前の微妙な年頃です。大人の言うことを頭では理解できている場合が殆どですが、なかなか行動に移せないのも事実です。お父さん・お母さんから言われることは恐らくわかっているでしょう。しかし、実行するのが難しいんです…。『同級生からよく見られたい』『自分は、もっとできるんだ』『今は頑張ってないけど、時期が来ればきちんと頑張る』のような考えをしているのが中学生です。大人・子供にかかわらず、他人を自分よりも下に見たりするのもこの年齢から始まります。ですから、思春期は難しいのでしょう。
こうしたらこうなる…というような方程式みたいなものがあれば苦労はしないのでしょうけれど、残念ながら思考も行動も十人十色です。
私は母と顔を合わす度に『勉強しなさい。お前に遊んでいる時間はない』と言われて中学生を過ごしました。幸いにも私は道を外すことはありませんでした。高校生の時、小学生からのライバルだった友人に言われました。
『お前、よく我慢してるよな。俺やったら間違いなく家出してるか、グレるかしてるわ』
その友人が言っていたことは、まんざら間違いではないでしょう。私の心の中は、毎日イライラしていたように思います。では、なぜ道を外さなかったのでしょう?
当時、私は考えました。家出をしても何をしても、結局は戻って来ざるをえない…と。ですから、我慢しました。勿論、この私のイライラしたような気持ちは高校3年間も続きました。こういう気持ちから、『絶対に現役で大学に合格してやる』という意識が中学生の時からありました。センター試験で失敗したので、目標大学を受験しませんでした。浪人していれば合格できていたかもしれません。しかし、浪人してまで目指すことをしませんでした。早く母親から逃げたかったのです。そんな気持ちを母親は今も知りません。結局は逃げだしたのです。
生徒全員にもっともっと選択肢の多い人生を歩んでもらいたいのです。『勉強しなさい…』こんなことを言っても、思春期の中学生は何とも思わないでしょう。なぜ勉強をしないといけないのか、その理由を話してあげてください。
私は思います。『英語は将来使わないから…』 それは使う必要のある職業に就けない場合です。専門職に就くには当然ながら必要なのです。数学にしても他の科目にしても同様です。『勉強しない』イコール『将来の仕事の選択肢が減っている…』ということになるのです。自分の人生…将来を諦めるな!