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加藤学習塾
【岡山県岡山市の進学塾】

[2020年8月19日]

俳句の日・俳句記念日

本日8月19日は俳句の日・俳句記念日です。

「は(8)い(1)く(9)」(俳句)と読む語呂合わせから来ています。
句会などを通して、俳句の楽しさ・奥深さ・季節感の大切さなどを知ってもらうことが目的となっています。

俳句は、主に五・七・五の十七音で表現され、「世界一短い詩」とも言われています。
江戸時代に俳諧が流行し、最初の五・七・五の発句を重要視したのが松尾芭蕉(1644〜1694年)です。
芭蕉の有名な句として「古池や蛙飛びこむ水の音」があります。
そして、明治時代になると正岡子規(1867〜1902年)によって近代の俳句が確立されました。
生涯に20万を超える句を詠んだ子規の作品のうち最も有名な句として「柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺」があります。
上記の芭蕉の句と並んで俳句の代名詞として知られています。
「俳句を作る」ことを「俳句を詠む」と言いますが、「詠む」はもともと「読む」と同じ言葉で、「数を数える」という意味に由来します。
現在でも「サバを読む」「票を読む」「秒読み」などの使われ方が残っています。
数を数えることが、文字を一字ずつ声に出して読み上げることに通じるとして、「詠む」は「文章を読む」という意味になりました。