[2020年9月22日]
本日9月22日は「国民の祝日」の一つ、秋分の日です。
1948年(昭和23年)に公布・施行された「祝日法」により制定されました。
秋の彼岸の中日でもあるので、「祖先をうやまい、なくなった人々をしのぶ」ことを趣旨としています。
この日は二十四節気の一つ「秋分」で、9月23日頃にあたります。
昼と夜の長さが同じになる日とされますが、実際は昼の方が若干長いようです。
「秋分の日」の前後三日間とこの日は秋の彼岸で、墓参りをする人が多いそうです。
戦前の旧祝祭日では大祭日の一つ「秋季皇霊祭」でしたが、1947年(昭和22年)に廃止されました。
祝祭日ではなくなりましたが、「秋季皇霊祭」は宮中祭祀の一つであり、歴代の天皇・皇后・皇親の霊を祭る儀式として、現在も「春分」(3月21日頃)における「春季皇霊祭」とともに宮中で行われています。
春分の日・秋分の日の日付は、その前年の2月1日に国立天文台が作成する『暦象年表』という小冊子に基づいて閣議で決定されます。
よって、2年後以降の春分の日・秋分の日は確定していません。
また、祝日法上では「秋分日」としており、日付を指定していません。
従来は9月15日だった国民の祝日「敬老の日」が、ハッピーマンデー制度と呼ばれる祝日法の改正により、2003年(平成15年)から9月の第3月曜という移動日に変更されました。
これにより土曜日と日曜日、「敬老の日」「秋分の日」で4連休となる場合があります。
さらに「敬老の日」と「秋分の日」の間が平日(火曜日)の場合は祝日法の規定によりこの平日が「国民の休日」となり5連休となる場合もあります。
この連休は「ゴールデンウィーク」に対して「シルバーウィーク」とも呼ばれています。
去年は3連休、今年は4連休になっています。