[2020年10月6日]
本日10月6日は役所改革の日です。
1969年(昭和44年)の10月6日、千葉県松戸市役所に「すぐやる課」が設置されました。
「すぐやる課」は、当時の松本清市長の発案で設置され、「すぐやらなければならないもので、すぐやり得るものは、すぐにやります」をモットーに、役所の縦割り行政では対応できない仕事に、すぐ出動してすぐに処理をし、市民の好評を得ました。
当時、松戸市は人口が急増し、1962年(昭和37年)には10万人、1969年(昭和44年)には23万人を突破する勢いでした。
増えていく人口に対し、道路や上下水道などの整備が追いつかず、各種のひずみが目立つという状況でした。
そんな中、増加かつ多様化する市民の声にすばやく対応し、同時に行政を市民に身近で分かりやすいものにしようと設置されたのが「すぐやる課」でした。
現在でも松戸市役所に「すぐやる課」は存在しています。
当時の市長が唱えた精神に沿い、市民からの多くの要望を処理してきました。
ただし、「なんでもやる課」ではないため、「庭の草刈り」や「家の掃除」など、個人的なことは断っています。
当時の市長・松本清はドラッグストア「マツモトキヨシ」の創業者でもあります。
県議会議員の選挙において自分の名前を連呼することから、店名の宣伝にもなるとのことで店に自分の名前を付けたそうです。