[2020年10月15日]
本日10月15日は世界手洗いの日です。
「石鹸を使った手洗いのための官民パートナーシップ」(Public Private Partnership for Handwashing:PPPHW)によって「国際衛生年」(International Year of Sanitation)の2008年(平成20年)に制定されました。
英語表記は「Global Handwashing Day:GHD」となります。
同パートナーシップは、国連児童基金(UNICEF、ユニセフ)や世界銀行(World Bank)などからなる組織で、現在の名称は「Global Handwashing Partnership:GHP」です。
日本では日本ユニセフ協会が主催し、ライオン株式会社や花王株式会社などプロジェクトの趣旨に賛同した複数の企業の協力により運営されています。
世界には不衛生な環境での生活を強いられ、下痢や肺炎にかかって命を失う子どもたちが年間約150万人もいます。
感染症の予防のため、石鹸で手を洗うことの重要性や石鹸を使った正しい手洗いの方法を広めるための普及活動が世界各地で行われています。
私たちの生活には目に見えないばい菌が数多くいて、手やせき、くしゃみなどにまざって移動しています。
知らないうちに手に移動したばい菌は、口や鼻、目などから体の中に入り、風邪や腹痛を引き起こし、具合が悪くなります。
家に帰った時、トイレの後、動物や昆虫を触った後、ご飯を作る前、食事をする前には、石鹸で手を洗うことを勧めています。
また、石鹸を使った手洗いは、新型コロナウイルスや季節性のインフルエンザ、風邪などに対して、最もお金がかからず効き目のある「ワクチン」とも言えます。
全世界で発生している新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐ方法の一つとして、ユニセフは手洗いの重要性を強調しています。
手洗いはコロナの特効薬ではありませんが、お金をかけずに、すぐに取り組める予防策です。