[2020年10月18日]
本日10月18日はフラフープ記念日です。
1958年(昭和33年)の10月18日、「フラフープ」(Hula hoop)が東京の各デパートにおいて日本で初めて発売されました。
価格は大人向けが1本270円、子供向けが200円で、1ヵ月で約80万本という爆発的な売上げを記録し、大ブームになりました。
日本におけるフラフープの販売は、同年のアメリカでの大流行を受けたもので、販売店には行列ができました。
フラフープは美容と健康によいと宣伝されたこともあり、子供ばかりでなく大人もこの遊びに参加しました。
しかし、フラフープで遊ぶ子供が内臓障害になったことで、腸が捻れる「腸捻転になる」などの噂が立ち、小学校では児童にフラフープ禁止令が出るなどして、ブームは急速に鎮静化しました。
後日、腸捻転とフラフープの因果関係は科学的に否定されています。
また、フラフープのブームに続いて、1960年(昭和35年)に発売されたビニール製の人形「ダッコちゃん」がブームとなりました。
フラフープは、オーストラリアで考案された遊具とする情報もありますが、その起源は不明です。
歴史を通して世界中の子供たちがいろいろな輪を使い、回したり転がしたり、投げたりして遊んできました。
その名前は、フラダンス(hula dance)のように腰を動かしてフープ(hoop)を回すことに由来しています。
フープは「輪」を意味します。
遊具としての使用が主流ですが、近年では、パフォーマンスや競技、ダイエット用品としても使用されているそうです。