[2020年11月10日]
本日11月10日はエレベーターの日です。
1890年(明治23年)の11月10日、東京・浅草においてレンガ造り12階建ての「凌雲閣」に設置された日本初の電動式エレベーターが一般公開されました。
11月10日を中心として、昇降機の安全・安心な利用のためのキャンペーンを実施しています。
凌雲閣について
凌雲閣(りょううんかく)は、明治時代に大阪と東京に建てられた眺望用の高層建築物です。
大阪の凌雲閣は1889年(明治22年)竣工の高さ39m9階建て、東京の凌雲閣は1890年(明治23年)竣工の高さ52m12階建てです。
どちらも現存しません。
明治20年代に高所からの眺めを売り物にした望楼建築がブームとなり、これらの眺望塔が建てられました。
東京の浅草凌雲閣は、浅草公園に建てられた12階建ての展望塔で、当時の日本で最も高い建築物でした。
その名称は「雲を凌ぐほど高い」ことを意味しています。
また、浅草凌雲閣は「浅草十二階」、あるいは単に「十二階」という名でも知られています。
上記のように日本初の電動式エレベーターを備えていました。
当時は昇降機のことを「エレベートル」と呼んでいました。
しかし、1923年(大正12年)の関東大震災で半壊し解体されました。