[2020年12月9日]
本日12月9日はマウスの誕生日です。
「IT25・50」シンポジウム実行委員会によって制定されました。
「IT25・50」とは、「インターネット商用化25周年」&「ダグラス・エンゲルバートThe Demo 50周年」の意味です。
1968年(昭和43年)12月9日、アメリカの発明家で「ITの父」ダグラス・エンゲルバート(Douglas Engelbart、1925〜2013年)によりマウスやウインドウ、ハイパーテキストなど、パーソナルコンピュータ、インターネットの歴史の出発点ともなるデモンストレーション「The Demo」が行われました。
中でもマウスは、それまで専門家しか操作できなかったコンピュータを誰もが操作できるようになる画期的なもので、その後のIT文化の基盤ともなっています。
記念日はそのマウスの誕生日として「The Demo 50周年」を祝い、「ITの過去・現在・未来」について考える日とすることを目的としています。
日付はデモンストレーション「The Demo」が行われた日に由来しています。
記念日は2018年(平成30年)に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録されました。
日本時間で2018年12月10日(月)に慶應義塾大学三田キャンパスにて記念シンポジウムが開催されました。
世界初のマウスについて
1967年(昭和42年)、エンゲルバートはマウスの特許をアメリカで申請し、1970年(昭和45年)に取得しました。
マウスが開発されたのはその数年前で、エンゲルバートのアイデアに基づいてビル・イングリッシュが設計・開発しました。
その特許では「X-Y position indicator for a display system」(表示システムのためのX-Y位置指示器)とされており、金属ホイールを2つ持つ木製のマウスでした。
「マウス」と名付けられたのは尻尾に相当するコードがありネズミに似ていたためです。
また、スクリーン上のカーソルは「バグ」と呼んでいましたが、この用語は定着しませんでした。
ちなみに、マウスの移動の単位は「ミッキー」であり、ミッキーマウスに由来するとされています。