[2021年1月23日]
本日1月23日は八甲田山の日です。
1902年(明治35年)の1月23日、青森県の「八甲田山」へ雪中行軍に出かけた兵士210名が猛吹雪の中で遭難しました。
この日は北海道・東北に大寒波が接近していました。
スキーはまだ日本に伝わっておらず、雪中行軍のノウハウも知らないまま、歩兵第5連隊は八甲田山突破のため弘前を出発しました。
猛吹雪の中で道に迷い、寒さと空腹と疲労の中で遭難し、199名が凍死しました。
「為せば成る」の精神主義だけでは、大自然を相手に勝つことができませんでした。
この死の行軍は、1971年(昭和46年)に刊行された新田次郎(にった じろう、1912〜1980年)の小説『八甲田山死の彷徨』の題材となり、1977年(昭和52年)にはこの小説を原作として『八甲田山』のタイトルで映画化もされました。