[2021年2月19日]
本日2月19日は天地の日です。
ポーランドの天文学者で「地動説」を提唱したニコラウス・コペルニクス(Nicolaus Copernicus、1473〜1543年)の誕生日です。
当時主流だった地球中心説(天動説)を覆す太陽中心説(地動説)は、天文学史上最も重要な発見とされます。
ただし、太陽中心説を初めて唱えたのはギリシャ・サモス島生まれのアリスタルコス(Aristarchus)で、紀元前3世紀のことです。
コペルニクスは、経済学においても、貨幣の額面価値と実質価値の間に乖離が生じた場合、実質価値の低い貨幣のほうが流通し、価値の高い方の貨幣は退蔵され流通しなくなること(「悪貨は良貨を駆逐する」または「グレシャムの法則」)に最初に気付いた人物の一人としても知られています。
彼はまた、カトリック司祭、知事、長官、法学者、占星術師、医者でもありました。
彼は聖職者として、また医師として多忙な日々を送る中で、余暇を見付けては天体観測を行い、自らの考えをゆっくりとまとめていきました。
そして、1510年に同人誌として「コメンタリオルス(Comentariolus)」を出版し、太陽中心説(地動説)を初めて公にしました。