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加藤学習塾
【岡山県岡山市の進学塾】

[2021年2月25日]

道真忌

本日2月25日は道真忌です。

平安時代中期の学者・政治家の菅原道真(すがわら の みちざね)の903年(延喜3年)の忌日です。

2月25日には京都の北野天満宮で「梅花祭」が行われます。
境内には道真ゆかりの梅が、1500本植えられています。

菅原道真について

845年(承和12年)6月25日に現在の奈良市菅原町周辺で生まれたとされます。
他にも京都市や堺市など諸説あります。
菅原氏からは代々有名な学者が出ましたが、道真も11歳で詩を作り、父を驚かせたといいます。
忠臣として名高く、宇多天皇に重用されて、寛平の治を支えた一人でした。
醍醐天皇にも重用され、右大臣という要職にまで昇りました。
しかし、901年(延喜元年)に藤原氏をはじめとする勢力の陰謀により大宰府に左遷され、その地で没しました。
享年59歳でした。
道真が京の都を去る時に詠んだ「東風(こち)吹かば 匂ひをこせよ 梅の花 主なしとて 春な忘れそ」は有名です。
その梅が、京の都から一晩にして道真の住む屋敷の庭へ飛んできたという「飛梅伝説」も有名です。
死後、天変地異が多発したことから、朝廷に祟りをなしたとされ、天満天神として信仰の対象となります。
現在は北野天満宮や太宰府天満宮、防府天満宮などで祀られ、「学問の神様」として親しまれています。
命日の2月25日に由来して、毎月25日は「天神の縁日」となっています。