パソコン版を見る

加藤学習塾
【岡山県岡山市の進学塾】

[2021年3月8日]

エスカレーターの日

本日3月8日はエスカレーターの日です。

1914年(大正3年)の3月8日、東京・上野の大正博覧会の会場に日本初のエスカレーターが設置され、この日運転試験が行われました。
第1会場と第2会場をつなぐもので、秒速1尺(約30センチ)で動きました。
3月29日に、エスカレーターの振動のために74才の女性が振り落とされて顔に2週間のケガ、2歳の少女がステップに足をはさまれてケガをしました。
これが日本初のエスカレーター事故でした。

エスカレーターについて

エスカレーター(Escalator)とは、自動階段のことで、主に人が建物の各階を移動する目的で設置・利用される階段状の昇降装置です。
「Escalator」という語は元々、アメリカの企業オーチス・エレベーター社(Otis Elevator Company)の登録商標で、商品名でした。
しかし、当時この自動式階段を表す適当な語句が他になく、一般に「エスカレーター」と呼ばれたため、普通名称化した経緯があります。
同社では既に商標権を放棄しています。
日本の百貨店へのエスカレータ普及期にあっては、エスカレーターの脇にエスカレーターガールという女性が立って乗り込みの案内をしていたことがありました。
日本で最も長いエスカレーターは、香川県丸亀市にあるニューレオマワールドのエスカレーター「マジックストロー」が高低差42m・全長96mで日本一となっており、乗車時間は3分14秒です。

最も短いエスカレーターは、川崎駅前の地下街アゼリアと川崎岡田屋モアーズ地下2階を結ぶ下りエスカレーターで、高低差83.4cm、段数はわずか5段、乗車時間はたった5秒です。
1991年(平成3年)度版ギネスブックに掲載されています。
また、応募により「プチカレーター」の愛称が付いています。

日本初の屋外エスカレーターとして1959年(昭和34年)に開業した神奈川県藤沢市・湘南江ノ島の「江ノ島エスカー」、福島県会津若松市にある「飯盛山スロープコンベア」、この2基は通行料を徴収する非常に珍しいエスカレーターです。