[2021年3月9日]
本日3月9日は関門国道トンネル開通記念日です。
1958年(昭和33年)の3月9日、山口県下関市と福岡県北九州市門司区を結ぶ海底道路トンネルである関門国道トンネルが開通しました。
全長は3461メートル、海底部分は780メートルです。
トンネル内は片側1車線の2車線道路になっています。
工期は21年で総工費は当時の金額で約57億円でした。
関門海峡(早鞆の瀬戸)の海底下で貫通するトンネルは3本あり、1942年(昭和17)に鉄道用の「関門鉄道トンネル」が、1975年(昭和50年)に新幹線用の「新関門トンネル」が開通しています。
また、1973年(昭和48年)に関門海峡を跨ぐ高速道路の「関門橋」が開通しています。
関門国道トンネルは、国道2号の有料の海底道路トンネルで、料金は普通車150円、軽自動車100円です。
また、徒歩でも通行できる人道トンネルも併設されており、料金は歩行者無料、軽車両(自転車・原付)は20円で、軽車両は押して歩く必要があります。
人道は両端とも国道2号に接続していませんが、国道2号車道に対する自転車歩行者道の扱いであり、人道も国道2号に指定されています。
トンネルは二重構造になっていて、上が車、下が人道となっています。
世界初の海底道路トンネルの誕生は、本州から九州まで徒歩でも渡れるという話題性もあり全国から観光客が集まり、散歩を楽しんだそうです。