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加藤学習塾
【岡山県岡山市の進学塾】

[2021年3月25日]

ドラマチック・デー

本日3月25日はドラマチック・デーです。

1956年(昭和31年)の3月25日、後楽園球場で行われたプロ野球・巨人中日戦で、巨人の樋笠一夫(ひがさ かずお、1920〜2007年)が史上初の「代打逆転サヨナラ満塁ホームラン」を打ちました。

この日、巨人は中日の先発・大矢根博臣から9安打を放ちながら無失点に抑えられ、杉山悟の本塁打などで0対3とされ、迎えた9回裏、無死一、二塁として中日はエース・杉下茂をリリーフに送ります。
広岡達郎のダブルプレーと思われた当たりを野手がファンブルして満塁とし、続く藤尾茂が三振に倒れ、1死満塁となった場面で、打席に投手の義原武敏の場面で水原茂監督は代打に樋笠を送りました。
「杉下は必ず直球で勝負する」と読んでいた樋笠は、第3球目の内角高めのストレートを左中間スタンドへ、日本プロ野球史上初となる「代打逆転サヨナラ満塁本塁打」を放ちました。
ホームイン後、樋笠はナインから胴上げされました。
スコアは4対3でした。
このドラマチックな本塁打は、今でも色あせることなく語り継がれています。
日本プロ野球における「代打逆転サヨナラ満塁本塁打」は、2011年(平成23年)シーズン終了までに樋笠を含めて8例が記録されています。