[2021年4月27日]
本日4月27日は駅伝誕生の日です。
1917年(大正6年)の4月27日、京都・三条大橋から東京・上野不忍池までの23区間の約508kmを3日間かけて走る東海道五十三次駅伝競走(東海道駅伝徒歩競走)が行われました。
最初の駅伝は、江戸が東京と改称され、都と定められた東京奠都(とうきょうてんと)の50周年記念として讀賣新聞社会部長・土岐善麿(とき ぜんまろ、1885〜1980年)の発案で同社が主催したものでした。
この駅伝競走のスタートとゴールである三条大橋および上野不忍池の近くには「駅伝発祥の地」の碑がそれぞれ置かれています。
国際陸上競技連盟では、駅伝の国際名称を「Road relay」としていますが、日本が発祥であることから、そのまま「Ekiden」という名前が世界で使用されることもあります。
「駅伝」の名前は、東海道五十三次の「駅」にちなんで名付けられました。
「駅」とは首都と地方の間の道路網に30里(約16km)毎に置かれた中継所のことをいい、ここに宿泊施設や人、馬を配置していました。
その駅に朝廷の使者など身分の高い人が到着すると、次の駅まで乗り継ぎの馬を用意する仕組みが整っており、この制度を「駅制と伝馬制」あるいは「駅伝貢進」といいました。