[2021年4月28日]
本日4月28日は缶ジュース発売記念日です。
1954年(昭和29年)の4月28日、明治製菓株式会社が日本初の缶ジュース「明治天然オレンジジュース」を発売しました。
発売当時は「ビン詰」のジュースが一般的でした。
新たに発売された「缶詰」のジュースには、現在のように缶を開けるプルトップは付いておらず、缶切りで開ける必要がありました。
1957年(昭和32年)、明治製菓から缶の上部に小さな缶切り(オープナー)が付いた「缶切り付缶ジュース」が発売されました。
缶切りで飲み口と空気穴の2ヵ所を開けて飲むスタイルでした。
缶切りを持っていなくても、いつでもどこでも手軽にジュールが飲めるということで評判になりました。
「明治天然オレンジジュース」は、当初果汁50%で、内容量は「正味二〇〇瓦」と記載されていました。
「正味」は「中身だけの目方」を意味し、「瓦」は「グラム」と読みます。
当時発売されていたビン詰のジュースと同量でした。
また、缶には「ビタミンC 50mg強化」との記載もあり、ビタミンCが豊富であることを売りにしていたことが分かります。
「明治天然オレンジジュース」が缶ジュースとして好調であったことから、その後、アップルジュース、グレープジュース、パインジュース、フルーツジュース、トマトジュースが明治製菓から缶ジュースとして発売されました。