[2021年5月16日]
「記憶」の話
ドイツの心理学者、ヘルマン・エビングハウスの発表した「エビングハウスの忘却曲線」は、エビングハウスが、無意味な音節を記憶し、時間と共にどれだけ忘れるかを数値化しました。人が何かを学んだ時、２０分後には４２％忘れて、１時間後には５６％忘れ、その後は、緩やかに忘れるのだそうです。つまり、学習したことを早めに早めに復習をすれば、記憶に残りやすいともいえます。
そのため、学んだことをすぐに（即！）復習することが効果的です。多くの人はあまり実践していないと思いますが、塾から帰った後にスマホやテレビを見たいのが人情だと思います。そこをぐっとこらえて、今日やったことを見直すだけでも違ってきますよ。また、中〜長期的にみて、１週間の中である曜日を復習デーにしてまとめて改めて復習をすることで、さらに効果がアップ出来ます。
机に向かうだけが勉強ではありません。送り迎えの車の中や、場合によってはバスや電車で通学している人は、バスや電車の中でも勉強できます。コマ切れの時間をうまく活用して復習・暗記にあててみてはどうですか？
自分の１週間の生活を振り返ってみて、復習する時間を見直してみて下さい。
ではまた。