[2021年5月28日]
花火の日
皆さん、お元気ですか。今日は「花火の日」です。コロナの関係で、多くの祭りやイベントが出来ない中、花火大会も実施されていません。悲しいことですね。夜空に一面に輝くあの風景を、また観られる日が来るのを信じたいですね。
1733年(亨保18年)のこの日、隅田川の両国橋付近で水神祭りの川開きが行われ、慰霊を兼ねた花火が打ち上げられました。これが「両国川開きの花火」の始まりでした。この年は第8代将軍・徳川吉宗(1684〜1751年)の治世で、全国的に凶作に見舞われ、大飢饉になったうえ、コロリ(コレラ)が大流行して多くの死者が出ました。この犠牲者の慰霊を兼ねて打ち上げられた花火は、やがて庶民の楽しみとして定着しました。
つまり、花火は「疫病」と関連があります。よくテレビで、時間や場所を伝えず、「サプライズ」で打ち上げられる花火を見たことがありますか。まさかコロナと関連があるとは思いませんでしたが、いつかまた大勢の人たちの前で打ち上げられる光景を夢見て頑張りましょう。
ではまた。