[2021年7月22日]
大暑
皆さん、暑いですね。夏ですね。夏は始まったばかりですが、今日は、暦の上でも大事な日です。「大暑」です。「大暑」の日付は、近年では7月22日または7月23日であり、年によって異なります。2021年(令和3年)は7月22日(木)です。
「大暑」の一つ前の節気は「小暑」(7月7日頃)、一つ後の節気は「立秋」(8月7日頃)。「大暑」には期間としての意味もあり、この日から、次の節気の「立秋」前日までです。西洋占星術では「大暑」が獅子宮(ししきゅう:しし座)の始まりとなっています。
「夏至」(6月21日頃)から約一ヵ月で、快晴が続き、気温が上がり続ける頃です。また、一年で最も夏の暑さが盛りを迎える頃なので「大暑」とされます。江戸時代の暦の解説書『こよみ便覧(べんらん)』には「暑気いたりつまりたるゆえんなればなり」と記されています。
「暑中」とは、暦の上で、一年で最も暑さが厳しいとされる時期のことです。暦の上では夏の土用の約18日間を「暑中」というが、実際には土用が明ける「立秋」以降も厳しい暑さが続き、これを「残暑(ざんしょ)」といいます。「暑中」や「残暑」の期間に夏バテになる人も多く、暑さを乗り切るために「夏の土用の丑の日」(7月・8月)には鰻(ウナギ)を食べる習慣があります。
ではまた。