[2021年9月29日]
倉敷の地名の由来
倉敷といえば、大原美術館に美観地区。県内では県庁所在地である岡山市に次ぐ規模の都市ですね。
その名前は、江戸時代に天領(幕府の直轄地)であり、米の集積地だったために蔵屋敷が立ち並んでいた事に由来します。
その歴史から蔵屋敷が転じて出来た地名とも(推測:蔵屋敷→蔵敷→倉敷)、 そうした中継所として物資を保管している場所のことを『倉敷地』と呼ぶことから付いた地名であるとも考えられています。
現在では古くから残る白壁の蔵屋敷や、それに合わせた景観作りを進めています。
その倉敷美観地区は江戸時代〜大正期にかけての日本の風景を残す観光地として、岡山随一の知名度を誇ります。かつて倉敷市の周辺は、江戸時代以前は大小の島々がある内湾でした。 倉敷はそれらの航行する船によって賑わっていましたそこの周辺を干拓して開発されていき、現在の姿になりました。
だから、倉敷市のあちこちに、干拓以前の海だった頃の名残となる「島」などの、海に関連する名前を持つ地名(例:水島や玉島など)が点在しています。
ではまた。