[2021年10月6日]
総社の地名の由来
総社には、岡山県立大学があり、また、備中国の国府や国分寺があった所です。特に観光では鬼ノ城があり、是非行ってみたいところですね。総社の由来は何でしょう。そもそも総社とは何のことでしょうか。
かつての日本では「国」と呼ばれる地方へ国司という行政を司る役人が派遣され、大きな権力を持ってそれぞれの国を支配しました。 国司の時代は祭政一致の政治を行っていたので、年中行事として国の中にある多数の社を回ることも重要な仕事でした。
しかし時代が流れると国司は支配者の立場から、有名無実の存在に変化します。 そして国内の社を一つずつ巡る事が負担になるようになっていきました。 そこで神々を合祀する社をつくり、その社を詣でる事で国中の神社を参ったのと同じであるとしました総社とは神々を合祀した社の事です。
総社市の地名の由来は、備中の総社宮の所在地であることです。 総社市の起源となる『総社村』が誕生、後に町 制、市制を敷いて、2005年に山手村、清音村と合併して現在の総社市となりました。地名の由来となった備中国の総社は市名と混同しないように「総社宮」等と呼ばれ、現在でも地域の人々か らの厚い信仰を集めています。 特に総社市の総社宮は全国各地に残る総社の中でも、最も大きな物の一つに数えられるそうです。ではまた。