パソコン版を見る

加藤学習塾
【岡山県岡山市の進学塾】

[2021年10月19日]

山陽と山陰を結ぶ要衝の地

新見の地名の由来
 
 鉄道では、伯備線・芸備線・姫新線と交通の要衝であり、古くから町として形成されてきた新見。紐を解くと、やはり豪族に新見氏がおり、地名の由来になっていますが、そもそもどういう意味なのでしょうか。

 「新」は「丹」という赤土などを 意味する言葉 から来ています。そして「見」という文字は場所を指しています。 要するに新見とは、赤土がある場所という意味があります。赤土は鉄などを含んでおり、実際に新見市は明治時代の初期までは製鉄が盛んに行われていました。 新見市の特産品である千屋牛は鉱山で労役牛として用いられていた牛を品種改良して生み出されました。

 新見市は県内でも先んじた制度の導入などで知られる町です。 2002年に行われた選挙(市長選挙と市議会議員選挙)は日本初となる電子投票でした。 後に様々な自治体から電子投票を学ぶために人が訪れました。 この出来事を記念して、新見市のお菓子屋では、【電子投票記念まんじゅう】を販売しています。 ただし電子投票は新見市では決して定着しませんでした。 市長選、市議選で用いられたのは4回のみです。 その後はコスト面などの事情から自書式で実施されていました。更に2020年には電子投票の為の機器を市にレンタルしていた業者が撤退し、新見市は電子投票のための条例を廃止し、正式に電子投票の実施を取りやめました。
ではまた。