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加藤学習塾
【岡山県岡山市の進学塾】

[2021年10月26日]

総社宮

総社の地名の由来
 
 他の場所にも「〇〇國総社」と呼ばれている神社があります。詳しくは、神社本庁のHPを見ると載っているかもです。(詳しくなくてすみません…)その中でも、「総社市」と名前そのものが地名になっています。ではもともと総社はどういう意味があるのでしょうか。
 かつての日本では「国」と呼ばれる地方へ国司という行政を司る役人が派遣され、大きな権力を持ってそれぞれの国を支配しました。国司の時代は祭政一致の政治を行っていたので、年中行事として国の中にある多数の社を回ることも重要な仕事でした。
 
 しかし時代が流れると国司は支配者の立場から、有名無実の存在に変化します。そして国内の社を一つずつ巡る事が負担になるようになっていきました。そこで神々を合祀する社をつくり、その社を詣でる事で国中の神社を参ったのと同じであるとしました
 
 総社とは神々を合祀した社の事です。総社市の地名の由来は、備中の総社宮の所在地であることです。総社市の起源となる『総社村』が誕生、後に町制、市制を敷いて、2005年に山手村、清音村と合併して現在の総社市となりました。地名の由来となった備中国の総社は市名と混同しないように「総社宮」等と呼ばれ、現在でも地域の人々か らの厚い信仰を集めています。特に総社市の総社宮は全国各地に残る総社の中でも、最も大きな物の一つに数えられるそうです。ではまた。