[2021年10月31日]
北木島の地名の由来
北木島は笠岡諸島最大の島です。
島の名前は、古い地名が転じたものと考えられています。古い文献において北木島は「柴ノ島」などと記されており、柴 という文字が「北」と「木」の二つに分けられて出来たのが、現在の北木島の地名という説です。 「きたき」と呼ばれる事もありますが、正式な 地名は「きたぎ」です。
島内で伝統的に行われている「流し雛」は笠岡市の重要無形文化財となっています。
笠岡諸島で最大といっても面積は7.6平方キロメートルくらいなので、実際にはさほど大きな島では有りません。しかし島には大きな産業があり、人口も千人を超えています。
島内で産出される良質の花崗岩は「北木石」と 呼ばれる一流のブランドです。
大阪城の石垣、靖国神社の大鳥居、東京の日本橋といった建造物や、吉田 茂や江戸川乱歩など著名人の墓石としても使用されています。 現在も採石が続けられ、島の大きな産業になっています。
ではまた。