[2021年11月8日]
中区中納言町の地名の由来
岡山市に「中納言町」という、少し変わった地名があります。
中納言とは、昔の官位のことです。 時代劇の水戸黄門として著名な徳川光圀もこの官位です。 この官位が地名になったのは、中納言の官位を持つ小早川秀詮(岡山藩主)がこの辺りへ屋敷を持っていたためだと言われています。 しかし中納言の由来はこの説だけではありません。
他の有力説として、もう一つの焼き餅説を紹介します。中納言町の地名の由来には餅屋に由来するという説もあります。 中納言町の辺りで餅を売っていた人物が、三十六歌仙にも数えられる和歌の名手であり中納言の官位を持つ大伴家持(おおともの やかもち)の名前になぞらえて「中納言の焼き餅」というキャッチコピーで商品を販売していたそうです。 この焼き餅は人気商品になり、やがて地名にもなったという説です。
ではまた。