[2021年11月14日]
南区興除の地名の由来
岡山市南区に興除という地区名があります。 読み方はコウジョです。 かつて興除村だった一帯で、曽根、西畦、東畦、中畦、内尾が興除地区です。
この地名は岡山藩士小原大之助が、中国・管子の「興利除害」という言葉を短縮して興除という地名を提案した事に由来します。 意味は「利益を盛んにし、害を除く」です。
興除地区は一帯が全て海だった場所を干拓して作られた土地です。
興除も元々は興除新田と呼ばれていました。 だから現在でも興除地区には凹凸の無い平坦な土地が広がっています。
かつては漁場としても優れており、干拓事業に着手するまでには漁師との間で紛争が生じた事もありました。
ではまた。