[2021年11月20日]
東区上道
岡山市東区に上道地域があります。 1971年に岡山市に編入合併した旧・上道町の町域です。 地名の由来は高梁川を基準に京師(=天皇の都)に近い方の地域を上道、遠い方を下道とした事だと考えられています。 読み方はジョウトウですが、カミツミチの読み方も使われていました。
これがジョウトウで統一されるようになったのは明治時代に郡区町村編制法が施行された時です。上道の対になる下道(かとう)も地名として存在しました。現在の倉敷市の一部(真備町、玉島服部周辺)と、高梁川以西の総社市の辺りが下道郡でした。しかし1900年の郡制施行の際に賀陽郡の区域と合わせて吉備郡に改称されました。上道町北方のように下道を冠した地名も存在しないので、現在は住所表記上から下道の地名は失われています。
ではまた。