[2021年11月24日]
伊福町の地名の由来
伊福町は岡山市のノートルダム清心女子大学がある一帯の地名です。
伊福という地名は、「伊福部」という部民制の名称に由来します。
部民とは、決まった職業を与えられた人々の集まりの事で、『伊福部』は金属の精製・加工に携わっている人々です。 伊福町の周辺に伊福部の人々が住んでいた事が地名の由来です
岡山県内ではたたら製鉄が行われていた地域に、製鉄に関する地名が多く残されていますが、金属の精製の際に「吹く」行為が、縁起のいい「福」の文字に転じるケースもあります。
高梁市にある観光地の「吹屋」の地名も、金属を「吹く」から来た地名です。
伊福町の隣に清心町という地名があります。これは先述のノートルダム清心女子大学に由来する地名ですが、実は同大学の所在地は伊福町です。
清心町は大学のすぐそばに広がる地域と言う事で、大学名から取って【清心】の名前を地名にしています。
ではまた。