[2021年12月23日]
北区足守の地名の由来
足守は岡山市北区の大字と広域地名です。
広域地名としては1971年に岡山市に編入合併した旧足守町の町域に相当します。
足守の地名は応神天皇の御幸の際に設置された行宮の名称である「葉田の葦守宮」が由来と考えられています。岡山市のサイトでは葉田は秦が転じたものとされており、行宮の設営には秦氏が関わっていたのかもしれません。
葦守の地名については葦が茂っていた=葦盛りの転化ではないでしょうか。足守には岡山県の三大庭園の一つに数えられる近水園があります。 御殿山(宮路山)を借景とした小堀遠州流の池泉回遊式の庭園です。
旧足守藩の藩主・木下家によるもので、築庭時期は定かではありませんが18世紀初期と見られています。 園内には吟風閣と呼ばれる建物があり、これは仙洞御所、中宮御所を普請した際の残材を木材として使用しているそうです。
ではまた。