[2022年1月30日]
中区西川原の地名の由来
岡山市中区西川原の地名は、旭川の南西にある川原を開発した土地であることに由来します。
しかし旭川の流れを知っている人なら、西川原の東を流れるのは
百間川だと思うのではないでしょうか。実は旭川はその流れを大きく変えられたことが有り、それ以前は現在の百間川の筋を流れていたのです。 西川原の地名はその頃に生じたものなので、由来としては旭川の南西にある川原となるのです。
旭川の流れを変えたのは、岡山城の防備を高める為です。宇喜多秀家による現在の岡山城の場所が決まり、防備のために旭川の流路を変更しました。旭川を自然の巨大な堀としたのです。しかしこの流路の変更は城下町に多くの水害をもたらしました。
そこで池田光政の時代に旭川の旧河道を越流堤と放水路として整備し直しました。
これが現在の百間川です。
ではまた。