[2022年2月19日]
南区片岡の地名の由来
岡山市南区灘崎地区の中心駅・備前片岡駅がある地名が片岡です。
岡山市方面、倉敷市方面の両方へアクセスもよく、岡山市と合併する以前の灘崎町時代には町役場がありました。岡山市編入後は岡山市南区役所の灘崎支所が置かれています。
農業体験や買い物が出来るサウスビレッジ、様々なスポーツが楽しめる灘崎町総合公園などもあり、様々な人が訪れる地域です。
現在は開拓されて陸続きですが、片岡周辺にはかつて海岸が広がっていました。そこに住む人々は、干潟に生えている葦を採取して売る事を生業として暮らしていたので、その事がそのまま地名となり、潟刈(カタカリ)と呼ばれるようになっていました。
後に人々の生活の主体が海岸から小高い丘の方へと移っていきました。そこから潟岡と呼ばれるようになり、いつしか漢字が転じて、現在のように片岡と呼ばれるようになっていったのだそうです。
片岡の近くには彦崎という地名があり、こちらは景色のいい岬だった事に由来し、かつて周辺が海だった名残を現在に伝えています。
ではまた。