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加藤学習塾
【岡山県岡山市の進学塾】

[2022年3月7日]

カキオコ

備前市日生地域の地名の由来

 日生という珍しい地名の由来は二つ知られています。
一つは旧地名が「星村」というものだったいうものです。しかし火災が多発した為に、日(火)と生という字を離して「日生」としたというものです。
 もう一つの由来は古くからあった「日那志」という漢字が転じたものです。こちらの説の方が有力説として考えられています。かつて往来の中心となっていた山道から、ちょうど綺麗に朝日が登ってくるのが見えることからついた地名であると考えられており、「日成」の書き方もされたそうです。
 また朝日の美しい瀬で、ヒナセという名前が生じたという説もあります。かつて日那志と書いた通り、古くから「ヒナセ」と「ヒナシ」の二通りの読み方が混在していたそうで、これは書き方が現在の日生と転じてからも続きました。
 現在のようにヒナセの呼び方に統一されるようになったのは、郵便局の開局の際でした。
 郵便局がヒナセの読み方を採ったので、ではそれに合わせて公式にはヒナセと呼ぶようにしよう…と決まったそうです。
  同じような例は各地で見られ、例えば浅口市の読みはアサクチですが、アサグチの読み方をする人も多くいます。 その為に周辺3町が合併して市の名前を公募した際にも、アサクチとアサグチの双方の読み方で応募があったそうです。
では。