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加藤学習塾
【岡山県岡山市の進学塾】

[2022年3月14日]

円周率

みなさん、こんにちは。
本日3月14日は、"円周率"の日です。
どのような大きさの円でも、その円周を直径で割った値は一定になります。この一定になる値が3.14…と無限に続き、"円周率"と呼ばれます。
はじめて計算でπの値を求めた人物は古代ギリシャの数学者・アルキメデスです。
しかし、円周率の歴史はとても古く、初めに研究をはじめた人、現代に近い値を割り出した人は誰かは分かっていません。
今から約4000年前の古代バビロニアで、バビロニア人とエジプト人が測量に円周率を利用していた事が分かっています。
紀元前1650年ごろのエジプトには、世界最古の紙"で知られるパピルスに「円の直径からその長さの1/9を引いた数を計算し、その長さを一辺とした正方形の面積は、円の面積に等しい」という記述があります。
この記述の通りに立式しπ(当時)の値を割り出すと、π(当時)=3.1605となります。
現在の円周率は、3.14…と小数第2位が4であることはみなさんご存知かと思いますが、当時ここまで近い値を割り出せていることはすごいことです。
古代は、現代のようにスーパーコンピューターなどはもちろん無いですし、コンピューターそのものも数学研究の発展によって生み出されました。
こんなに古くから研究されていた円周率ですが、ひとりの人物が1から100まで完成させたわけではなく、有志たちがバトンをつなぐことで少しずつ深いものへと発展してきました。
本日、円周率の発見を祝うとともに、円周率の存在しない世界について考える国もあるそうです。
想像できるでしょうか。みなさんも、考えてみてください。