[2022年3月29日]
みなさん、こんにちは。
北海道の阿寒湖は国の特別天然記念物"マリモ"で有名です。
マリモは名の通り、毬のような形をした藻で、風や波の力によって水底で回転しあのような丸い形になります。
阿寒湖のマリモは、直径15cm以上になるものも存在します。
阿寒湖は日光が十分に当たるような広く遠浅な地形で、マリモがその場にとどまって回転できる程度の波を作りだす風やマリモの生長を促進するミネラルを豊富に含んだ水が湧き出る場所もあります。
こうした環境の条件が整ったことで、阿寒湖の湖底ではマリモが成長していくのです。
ちなみに、マリモは直径が30cmを超えると形を保てなくなり崩壊してしまいます。
阿寒湖には直径30cmにもなるマリモも存在しますが、この大きさになるまでには200年近くかかります。
途方もない年月をかけてこの大きさです。
成長というのは、ぐんと伸びる時もあれば少しずつのときもあります。気長に待ちましょう。