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加藤学習塾
【岡山県岡山市の進学塾】

[2022年4月9日]

東大寺の大仏

みなさん、こんにちは。
本日4月9日は、奈良にある東大寺の大仏の開眼供養の日です。
東大寺の大仏は、聖武天皇の意向でつくられました。752年(天平勝宝4年)の今日、無事大仏が完成し、僧侶によって眼が描かれました。
正倉院には、この開眼供養で使用された遺品が保管されています。
仏像の手のポーズは「印相(いんぞう)」と呼ばれていて、そのひとつひとつに意味が込められています。
奈良の大仏は、右手が床と垂直に、左手が床と並行になっています。
右手の印相は「施無畏印(せむいいん)」という名前で、“恐れなくて良い”という意味が込められています。。
左手の印相は「与願印(よがんいん)」と呼ばれており、“あなたの願いを叶える”というサインがこめられているそうです。
鬼滅の刃の猗窩座も、同じようなポーズをとっていましたね。
飢饉や治療法の分からない疫病にみまわれることで、当時の人々は大変な不安を抱いていました。
人はみな、よくわからない脅威には不安を抱きます。それは、医療が進歩した現代でも言えることです。
1000年以上前から、大仏様は私たちの心の救いとなってきました。これからも、進歩した技術でできるだけ当時のままの大仏様が保存されていってほしいですね。