[2022年4月11日]
みなさん、こんにちは。
現在、長さの単位には"メートル"や"センチメートル"といった"メートル法"が使われていますが、日本ではもともと"尺貫法"という単位が使われていました。
1尺は約30.3cmとされています。1尺はもともと、手を広げた時の親指の先から中指の先までの長さを表しており、それが約30.3cmとなっている、また、尺骨という上腕部の骨の長さが1尺の基準になった、という様々な説があります。
都市伝説で出てくる"尺八様"は、身長が約30.3×8=242.4cmとなりますので、大変な高身長ですね。
さて、今から100年前の1921年の今日、長年の尺貫法が廃止され、"メートル法"が公布されました。
実は、1891年にはすでにメートル法が国内に導入されていました。
メートルという単位にははじめ、"米"という漢字があてがわれていましたが、当然新しい単位はすぐには浸透せず、1951年に尺貫法を完全廃止する法律が制定されたため、建築現場や服屋、あらゆるところで使われていた"尺"という単位は消えました。
現在はメートルをはじめグラムやリットルなどの単位が日常的に使われています。
この新しい単位の施行が4月だったのですね。4月は何かと新しいスタートになる月でもあるので、みなさん、気持ちを新たに頑張っていきましょう。