[2022年4月12日]
みなさん、こんにちは。
本日4月12日は、東京大学の創立記念日になります。
1877年の今日、東京大学が開設されました。日本を代表し先駆けとなる大学として、法学部・医学部・文学部・理学部の4学部が設置されました。
東大のシンボルのひとつとして有名な"赤門"は、加賀藩第13代藩主:前田斉泰が徳川第11代将軍:家斉の息女溶姫を正室として迎える際、御守殿とともに1827年に建立された門で、国の重要文化財に指定されています。
多くの大学は、入学時から医学部や法学部など"学部"に分かれて在籍することになります。ところが、東京大学はそうではなく、入学時に全員が"教養学部"に所属し、その中で文科一類、二類、三類や理科一類、二類、三類といったカテゴリのいずれかに所属することになります。
東大理科一類では化学や物理学、数学、工学などを専門的に勉強し、将来理学部・工学部への進学を考えている方が多く志望します。
理科二類は一類に比べて自然科学に重きが置かれ、農学部や薬学部への進学を考えている方が多く志望します。
そして、難関で有名な理科三類は世間では医学部系のイメージが強いですが、三類は医学部と同値ではありません。
三類は「生物学や化学、物理学などを中心に据えた学びを深め、生命と社会のかかわりについて理解を深める学科」と定義されています。
東京大学は、はじめから"医学部""理学部"のように将来をある程度限定した振り分けをするのではなく、あくまで学習の視野を広くとることで、可能性を最大限に広めているといえます。
当然、東大は超難関大学です。理科三類の偏差値は72.5あたりです。
ドラゴン桜のようにはいかないかもしれませんが、大学は何歳でも何度でも受けることができます。心から真剣に目指している方は、あきらめずに挑戦してほしいと思っています。