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加藤学習塾
【岡山県岡山市の進学塾】

[2022年4月13日]

可否茶館

みなさん、こんにちは。
1888年の今日、東京の上野に日本で初めての本格的な喫茶店・"可否茶館"が開店しました。
創業者の鄭永慶ははじめ学校を作りたいと考えていましたが、 上流階級層で人気のあった鹿嶋館に対抗し、一般庶民の交流の場を提供したいという思いからカフェの経営をはじめました。。
可否茶館では飲料の提供のほかに、ビリヤード、トランプや囲碁、将棋などもすることができました。
しかし、このお店自体は単価が高すぎて3年もたたずに閉店してしまいます。
一方で、東京美術学校出身の松山省三氏が、パリのカフェのように画家同士で芸術談義ができる場所をつくりたいと思い立ち、"カフェー"と呼ばれる店が普及しました。
その後戦時下においてコーヒー豆の輸入規制が敷かれたりしたものの、再び喫茶の需要が高まりました。
そして、次第にカフェーは減り、"喫茶店"と呼ばれるお店が普及していきました。
当時上流階級の者しか楽しむことができなかった珈琲は、現在では自販機で気軽に買えるようにまで普及しました。
ただ、コーヒー豆やコービーの淹れ方には喫茶店のこだわりがありますし、コーヒーを飲むこと以外にも喫茶店の落ち着いた空間や店主との談笑を楽しむなど、喫茶店でしか味わえない良さがあります。
豆が美味しくて有名なところはやはり値段が高めですが、その一杯のコーヒーを飲むために足を運びたくなるお店もたくさんありますね。
ちなみに、チェーン店は1980年のドトールコーヒー1号店の開店を機に普及しました。

おしゃれな喫茶店でコーヒーを飲みながら勉強や仕事をすると、なんだかとても気分がよくなりますね。あまり長居しすぎるとお店に迷惑がかかるかもしれないので、節度をもって、"カフェの時間"を楽しみましょう。