[2022年4月27日]
みなさん、こんにちは。
哲学を定義するのは難しいのですが、"思考することで真理を探求する学問"と言えます。
哲学の祖と呼ばれる古代ギリシャの哲学者ソクラテスは、"自らの無知を自覚することこそ、真の道に至る道である"とする"無知の知"を説きました。
無知の知は言葉どおりで、"自分が物事について何も知らない"ことを"知りなさい"というものです。
ソクラテスは、"知らない"ことよりも、"知らないことすら自覚していない"ことのほうが罪深いと考えました。
本日4月24日は、権力者に死刑宣告を下され、ソクラテスが毒をあおって亡くなったとされる日です。
地動説を唱えたガリレオもそうですが、当時の社会では"絶対"とされる思想があり、それに歯向かう説を唱える者はすべて刑罰をくだされました。
今では考えられないことですが、科学技術が発展していなかった当時は非科学的なことが本気で信じられていたのです。
"何が正しいか"という問いには正解のないものも多いですが、むしろ多様な考え方が認められる現代では、いろいろないろいろな意見をふまえたうえで"自分が何を正しいとするか"が重要かなと思いますね。