[2022年4月28日]
みなさん、こんにちは。
1952年の本日、サンフランシスコ講和条約が発効されました。
条約が結ばれたことにより、戦後GHQの占領下にあった日本は7年ぶりに主権を回復し完全に独立を果たしました。
条約は名の通り、アメリカ・サンフランシスコで49の連合国と日本との間で結ばれました。
条約により日本に駐留するアメリカ軍は日本を出ていかなければなりませんでしたが、同時に日米安全保障条約が結ばれることで状況が回避されています。
日米安全保障条約では、日本が軍基地を提供するもののアメリカの日本国防衛義務については言及されておらず、不公平のため1960年に日米安保条約改定がなされました。
当時ソ連との国交はまだ回復されておらず、平和条約調印後も日本の国際連合への加盟はすぐには認められませんでした。
しかし、鳩山一郎内閣が日ソ共同宣言に調印したことで12月には日本の国際連合加盟が認められました。
現在ロシアとウクライナの情勢が不安定な状態にありますが、日本にとって他国の出来事は対岸の火事ではありません。
日本があらゆる国と握手してきたことで築かれた、平和な国交関係がたくさんあります。今の日本があるのも、外交官の方の日々の交渉をはじめ、様々な人々による協力体制あってのことです。
平和は"憲法で保障されているから"ではなく、""どの国ともしっかりコミュニケーションをとってお互いを理解する"ことで維持されるのではないでしょうか。