[2022年6月13日]
みなさん、こんにちは。
小惑星"イトカワ"の探査機"はやぶさ"はご存じでしょうか。
はやぶさは距離にして往復60億km、期間にして7年の長旅をし、地球にイトカワの地表サンプルを持ち帰りました。
はやぶさは燃料を燃やして動力を得る化学エンジンではなく、イオンを電気の力で噴射して動力を得る"イオンエンジン"を4基搭載しています。
その4基のイオンエンジンのうち、なんと3基のエンジンが期間中にトラブルで停止しています。
残された1基を温存させるため、他の2基をうまく組み合わせて1基分の推進力を得たりと、工夫が施されました。
地球への帰還は困難だと諦めかけられていたはやぶさですが、2010年の今日、ついに帰還を果たしました。
宇宙航空研究開発機構(JAXA)のチームをはじめ、絶望的な状況下でも"あきらめない"精神、そしてそれを実行に移す様々な人々の協力によって"はやぶさ"は帰還しました。はやぶさのストーリーは私たちに大きな感動を与えています。
これほど壮大な話でなくても、私たちも日常的に"簡単にあきらめない"心は常にもっておきたいですね。