[2022年6月14日]
みなさん、こんにちは。
みなさんの血液型は何型ですか?
私たちの血液型には、A型、B型、AB型、O型の4種類があります。
ところで、この血液型というのは実際にどう違うのか、どのように区別されるのかと思ったことはありませんか。
まず、血液中には赤血球が存在し、この赤血球中のヘモグロビンは酸素の多いところで酸素と結びつき、少ないところで酸素をはなすという都合の良い性質を持っています。
このヘモグロビンによる働きで、私たちの体のすみずみまで酸素が運ばれることになります。
一方で、赤血球の表面には250種以上の"抗原"とよばれる分子が付着しており、カール・ラントシュタイナー博士がその抗原には性質の違うものが存在することを発見しました。
当時博士は各抗原をA抗原、B抗原、C抗原と名付け、研究をすすめていましたが、のちにAB抗原と呼ばれる4種類目の抗原も確認されました。これが現在、A型、B型、O型、AB型と呼ばれる血液型の正体です。
日本人にA型の割合が多いのは事実ですが、よく言われる血液型による性格の違いは根拠のあるものではありません。たとえばA型は几帳面だと言われますが、気質として勤勉な日本人に、たまたまA型の割合が多かったので血液型のイメージが定着したのではないでしょうか。
みなさんは、どう思いますか。個人的には、血液型で人を判断することはよくないかと思いますね。