[2022年6月27日]
みなさん、こんにちは。
みなさん、ヘレン・ケラーはご存じですか。
アメリカの社会福祉実業家で歴史上の偉人のひとりですが、彼女は目と耳と口が不自由です。
原因は1歳7か月目にかかった猩紅熱で、一命はとりとめたものの後遺症で完全に音と光を感じることができなくなります。
1880年の今日、ヘレン・ケラーは生まれました。ヘレンの父は、電話の発明者でもあるアレキサンダー・グラハム・ベル氏の紹介でパーキンス盲学校の校長アナグノス氏に手紙を出し、家庭教師の派遣を依頼します。そこでヘレンの家庭教師に選ばれたのがアンニー・サリヴァン嬢でした。
サリヴァン嬢は非常に優秀な教師で、また、ヘレンも頭脳明晰でした。ヘレンは教育を受けてわずか3か月で300の言葉を覚えます。目と耳が不自由なため、基本的に実物を手に取ったあと単語を手になぞることで認識させるという教育方法でした。
後に、ヘレンは偉大な実業家になります。
彼女が自分の境遇をどう思っていたかは分かりませんが、少なくとも自分にできる最大限の力を発揮し、自身の人生を全うしたことでしょう。また、50年間付き添ってサポートをしてくれたアンニー・サリヴァン嬢をはじめ、周りの人々に感謝していたに違いありません。
大きさは違えど、人には誰にでもハンデがあると思います。自身のハンデをハンデだとさえ思わず、彼女のように自分のできることを精一杯行いたいものですね。