[2022年10月14日]
みなさん、こんにちは。
本日は、"国際標準の日"です。
国際標準化機構(ISO)と国際電気標準会議(IEC)が制定しました。
国際標準化機構は、 スイスのジュネーヴに本部を置く非政府組織です。工業製品や技術、食品安全、農業、医療などさまざまな分野において世界共通の基準を定め、標準化を進める目的でつくられました。
工業部品の品質からクレジットカードのサイズまで、様々な国際標準が定められています。
さて、みなさん"非常口のマーク"と言われると、パッと頭に"あのマーク"が思い浮かぶと思います。
そう、"あのマーク"で通用するのは、マークが共通認識されるものになっているからです。緑と白の配色が異なることはありますが、ベースは同じデザインですよね。
少なくとも日本の非常口ではあのマークのものしか見たことがないのではないかと思いますが、実はこれは世界でも通用する"ISO規格"なのです。
非常口のマークの候補にはソ連のものもありましたが、最終的に日本の案が通りました。
ISO規格品にはそれぞれ番号がついており、非常口のマークはは"ISO7010"とされています。
日本人が考案したデザインが世界的に認められたとなると、やはりうれしいですね。
このようにISO規格に認定されるマークは、"だれでも""どこでも"わかりやすいといった"ユニバーサルデザイン"の要素をふくんでいます。みなさんも新しいデザインを考案すると、採用されるかもしれませんよ。