[2022年12月14日]
みなさん、こんにちは。
みなさんは、"忠臣蔵"という話はご存じですか。
毎年、新年が明けるとテレビで"忠臣蔵"という時代劇が放送されます。
忠臣蔵は、1702年の今日、赤穂浪士47人が本所の吉良邸に討ち入りし、主君の仇討ちを成し遂げたという実話をもとに作られています。
1701年3月、播磨赤穂藩主の浅野内匠頭長矩が、幕府筆頭の吉良上野介義央に小刀で切りかかるという事件が発生しました。吉良は一命をとりとめましたが、浅野にのみ即日切腹、領地没収という厳しい処置がとられ、浅野の家臣たちが吉良への復讐を決意しました。
浅野が吉良に切りかかった理由としては、実ははっきりしていませんが、吉良が、浅野に要求した賄賂を断ったことから嫌がらせをしていた描写がテレビ版では放映されています。
浅野の家臣47人は、1702年の本日、深夜3時に吉良邸へ侵入し、吉復讐を果たしました。
幕府の重鎮を、今度は本当に手にかけてしまったことから重いお咎めがなされるはずですが、世間は47人の武士の行いを尊重し、幕府側も"即日"ではなく一年後に一同切腹という措置をとりました。
個人的に、このお話は私の祖父が毎年テレビで視聴しているのをみており、子どものころは上のような事情は知らずになんとなくみていましたが、事情を知って47人の武士たちの忠誠心を実感しました。
時代劇の中でも結構渋いと思いますが、背景を知ったうえで、みなさんにもぜひ観てもらいたいと思います。